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【シェムリアップ】

《アンコールワット》

一度行ってみたい、見てみたかった場所の1つ、アンコールワット。
12世紀前半に、ヒンズー教の寺院として建立され、1992年に世界遺産に登録。
日本のお城と同じように、周りがお堀で囲まれその中心に建っています。
 

数年前まではこの急な階段を観光者も登っていたそうですが、危険回避と遺跡保護
のため、今は木で出来た階段が設置されています。本当に傾斜が45度以上あるん
じゃないかと思うくらい急でした。アンコールワット自体の彫刻はそれ程細かいもので
はないですが、回廊に施された彫刻は色々なストーリーが刻まれていて、ここが建立
された当時の生活などが分かります。
 

《アンコール・トム》

アンコールワットと並んで有名なアンコールトム。
ここも城壁に囲まれた大きな都城。アンコールトムの名前は”大きな都”の意味。
入り口の橋には神と悪魔が左右に並んでいます。写真は神の側。
アンコールトムの中心にバイヨンという寺院があります。
 

この宮殿の前に『象のテラス』があります。
ここは王族たちが色々な儀式に使った場所で、壁にも象たちが彫刻されています。
日本もトラが襖に描かれていたりしますが、昔の権力者たちは自分の力を誇示するの
に、強い動物、象やライオン、コブラなどをレリーフに使ったり、彫刻したりしていたん
ですね。今は強いものの象徴って何でしょう?”お母さん”かな(^^) いつか、我が家の
☆象徴☆として、壁画とかに使われるようになる、かもしれないですね(笑)
 


《ベンメリア》

宮崎駿さんの作品「天空の城ラピュタ」のモデルになった遺跡。
というのを、私は日本出発直前に知り、現地に着いてからこの遺跡を訪れることにし
ました。
 
密林の中に、あまり修復されることなく残っている巨大遺跡。カンボジアで今回見た
遺跡はどこもそうでしたが、ガジュマルという木が遺跡の隙間に根を張っていて城壁
や建物にツタが絡みついたようになっています。でも、これがないと雨季になって大
量の雨が降ると壁が崩れてしまう危険もあるとのことでした。
このガジュマルの木や根が石の間から出ていたり、絡み付いている様子が、宮崎作
品でもよく見かける”森”の中の雰囲気なのかなあと思います。
ここには裸足で走り回って、どこで覚えたのか片言の日本語を話す現地の子供たち
がいて、日本人を見ると話しかけてきて、一緒に手をつないで遺跡の中を歩いてくれ
たりしています。その子供たちも、数々の宮崎作品に登場する裸足で森を駆け回る
女の子たちに似ていました。それも、この地で出来上がった宮崎さんのイメージなの
かも。
カンボジアでは宮崎駿さん、そして小泉首相(首相時代に道を綺麗にしてくれたそうで
す)は有名でした。


《タ・プローム》

元々、仏教寺院として建てられ、後にヒンドゥー教寺院になった寺院。
ここもベンメリアのようにガジュマルの木が生い茂っていて、というか木に食べられて
いる感じ、でした。建てられたのはアンコールワットよりも後のようです。
映画「トゥーム・レイダー」でアンジェリーナ・ジョリーが来て撮影を行った場所でもある
ということで、アメリカ人には人気の場所だとか。
 

遺跡は、本当に木やその根に覆われたものや苔の生えた箇所が多くて、その根を
取り除くべきなのか、残しておかないと逆に崩れてしまうのか、が修復の際の課題
にもなっているようです。もしかしたら、何年後かには崩れてしまうのかも。。。
でも、昔の人がこんな建造物を建てる力も凄いけれど、今の人が昔を再現して、石
を掘り起こし1つ1つ積み上げて修復していく力の凄さにも驚かされる旅でした。
修復作業は日本、フランスなどを始め、色んな国の協力があるようですが、中でもイ
ンドの人たちの修復はとても早いそうです。同じような建物構造のものがインドにもあ
るから、とのこと。
次はタージ・マハルにも行ってみたいなあ〜♪




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